会津魂
須藤がお話ししたことを、要点をうまくつかんでまとめてくれています。大変わかりやすい文章なので、ご紹介させて頂きます。
『生命を大切にする食べ物作り』
アイガモを使った有機農法でお米を作っている、すとう農産社長の須藤久孝さんにお話を伺いました。
―アイガモ栽培の特徴を教えてください。
アイガモが田んぼの雑草や虫を食べてくれることで、農薬を使わずに駆除が出来ますし、その糞は稲の肥料にもなるんです。ですが、雛鳥のお世話や、大きくなったアイガモは稲穂を食べてしまうので別の場所に移したりなど大変なこともあります。
―お米のこだわりを教えてください。
ほとんどの皆さんは、体調を崩した時に医者に行って薬をもらうと思います。でも、人間の体にはもともと治癒力が備わっていて、それを引き出すのが健康な食べ物なんです。農薬を使ってしまうと、食べた人の体の中に農薬が少なからず入ってしまいます。それでは治癒力を引き出すどころか、逆に体調を崩す要因になりかねません。そうではなく、無農薬で自然のままに作られた食べ物を健康な食べ物と呼んでいます。ウチではこのような健康な食べ物作りを通して生命を大切にする、生命産業として、皆さんに食べ物を提供しています。
―地産地消についてどうお考えですか?
住んでいる土地の食べ物が一番体には合うのでとてもいい事だと思います。身土不二と言いますが、土に住んでいる微生物や土の性質など、その土地ならではの特徴があります。長年その土地で暮らしていれば、当然その土地の土で作られた作物が一番体に合いますし、健康にもいいと思います。
以上でご紹介を終わります。
須藤は以前、EM菌を使っていたこともあり、それはそれでよかったのですが、、EM菌はあたたかいところの菌なので、寒冷の会津に合う農法を試行錯誤してきた結果、現在は『米ぬか玄米酵素醗酵肥料』を使用しています。今年は堆肥の専門施設(小さいですが)を作ったので、さらにグレードアップした肥料を考えているようです。
取材の日
六次産業(ろくじさんぎょう)とは
農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表す、農業経済学者の今村奈良臣が提唱[1]した造語。また、このような経営の多角化を6次産業化と呼ぶ
これは、窓から小堀さんと打ち合わせをしているところを撮影しているのですが、なぜ須藤は傘をもっているのでしょうか?
答)外は雪が降っているからです!
彼らは何を踏み台にしているのでしょうか?
答)雪です!!
あれからさらに雪は積もり、今は窓を開けると雪に触れます。
このように湯呑を置いてみることもできます。
会津の雪の積もり具合がお分かり頂けるかと思い、載せてみました。
オフグリッドが現実に
▼衝撃的な事実
1994年頃から太陽光発電の設置に融資したり、自分たちで設置したり、応援したりしてきました。そのぼくにとって、以下のグラフは目の前が真っ暗になるぐらいの衝撃だったんです。
それがこのグラフです。
これは、50万ボルトの高圧線と、家庭がつなぐ
以前、プリウスのような回生電力(ブレーキをかけるたびに発電する仕組み)をしている
電力会社は太陽光発電の電気を高い値段で買ってくれるようになりましたよね。しかし電力会社は去年の8月の電気料金の明細から、「再エネ発電賦課金等」としてその分の費用を他の人の電気料金に上乗せしています。つまり電力会社の腹は痛まないのです。
もしかしたら、電力会社は実際には使えていない電気を買ったふりをしている可能性があります。
▼オフグリッドへ
「だから言ったこっちゃない、太陽光なんか勧めるからいけないんだ」と批判するのは簡単ですが、歩みを止めたくないぼくとしては次の策を考えるわけです。そこから達したのが今年の運動方針、「オフグリッド」です。
グリッドは送電線のこと、つまりオフグリッドとは送電線に頼らず、電気を自給する仕組み
そこからの電気で家庭の電気を自給し、やがては電気自動車の電気を賄っていく仕組みです。
よく本や資料を読むと、「自給は将来の夢であって現実味はない」と書いてありますが、なんと実現しているのです。それが粟田さんの開発した「パーソナルエナジー」なのです。
※慧通信技術工業株式会社
パーソナルエナジー
彼は子どものころから電化製品を分解しては壊していたそうですが、なんと電気に関すること
その粟田さんが、これまでの産業向けだった装置を、一般家庭向けに作ってくれたのです。
粟田さんの言葉を借りれば「優さんの男気に応えて」、だそうです。
それまでバッテリーは3kwhで400万円近かったのを、なんとバッテリーを
これまでできていなかった正確な残量表示も実現しています。データは粟田さんの本業で
これで電気の自給に道筋がつきました。太陽光発電の電気を存分に役立てることができる
▼未来の当たり前Vol.1
ぼくもこれが未来の当たり前だと思っています。そうしていくにはさらに必要なこともあります。
それが省エネ・節電です。
幸い、日本人の家庭のエネルギー消費量は先進国で最も少ないのです。それは家全体を暖めるのではなく個別の部屋だけを暖めたりしていることや、家電製品の省エネ化が世界一
そうして省エネしていくと、むしろ発電した電気の方が余るようになります。もったいないと思う
電気自動車の燃費は抜群に良いので経済的ですし、バッテリー価格が下がれば普通の車を
今の日本の電気料金は世界一高いにもかかわらず、さらに電力会社は2倍以上値上げする
逃げられないことをいいことに、電力会社は不都合なコストをすべて家庭にしわ寄せしている
もはや電力会社は家庭の電気料金を上げられない。その結果、電力会社は最も高いコスト
▼「未来の当たり前」を今に引き寄せる
それを現実のものにしていくために、「将来、もしくは今すぐ買うぞ」と思う人を集めたいと
ここで「補助金をつけて」と言いたくなるところですが、粟田さんがぼくと一緒に進めていく時に
ぼく自身のやっている「未来バンク」などの活動は、補助金を得ていません。福島原発事故の
予約と直接関係しませんが、融資を受けるときに必要な出資金として、「天然住宅バンク」の
(天然住宅バンク
そしてもうひとつ、融資の仕組みも設けました。天然住宅バンクで、この仕組みを購入する
さらに信用金庫にも協力してもらいたいところです。そこで「脱原発宣言」をしている城南信金
「問題ないですよ、近くの信金に相談してください。融資されると思います」との返事です。
こうして別な解決の仕組みを作っていくことで、原発を開発することができなくなる仕組みを
選挙結果にがっかりしている場合ではないのです。 署名やデモに疲れているときでもない
もうひとつ、どうにもならないなら自分たちで社会の仕組みを作ってしまえばいい。英語の
私たちは社会のお客様ではありません。社会を作っていく主体です。オフグリッドの仕組みで、
これがぼくの「56歳の活動方針(案)」です。承認を願います(笑)
★こちらの田中優ブログに、今回の記事に関連する図や写真を添付しております。
以上で、転載を終わります。
\(^^)/なんだか具体的な希望が持てた~記事でした!
愛媛からの手紙
そこについていた石田さんからの手紙に、社長が感動。
今朝、みんなに披露しました。
過日は美味しいお米とお餅ありがとうございました。本当に澄んだ味で今まで食べたお米の中で一番美味しかったです。2013年でみかん作りを始めてから10年になります。何かよくわからない道を突っ走った10年です。正直みかんのことは今もわからないです。ただわかった事が一つあります。それは自分がちっぽけで大したことがない存在だということです。2003年にポンカンを2反借りてから栽培を始めました。倉庫とか選果機とか何もない状態で右も左もわからない中やっていました。その中で家も倉庫も選果機も貸してくれた人がいて畑を貸してくれる人もいて偶然に出会ったお客様、友人全ての人達に支えられて今の自分があります。他人が助けてくれたから今があり自分の力では何にもできなかったです。だから今は自分の幸せよりも他人の幸せを望みます。自分の作ったみかんを食べて喜んでくれればそれが自分の幸せです。無農薬のみかんを作る人が偉いのではなく、見栄えが悪くても買ってくれる人が偉いと思います。今時代の流れはキナ臭い方向に向かっていっていますが、自分を見失わずゆっくりでも歩いて行こうと思っています。一人がみんなのために、みんなが一人のために
石田 勝
【感想】
猪俣「本音だな。」
うちの奥さん「涙でっちまう。」
ご紹介したい手紙でした。無農薬ミカンにご興味を持たれた方は下記へご連絡下さい。(人の宣伝をしている場合ではないのですが・・・)
石田 勝さん(愛媛県西予市)
0894-64-1569 ※農作業でつながらないことも多い。