ヒエ抜き [農作業]

ワーキングホリデーにて、明治大生の学生さんが二名いらっしゃいました。

本日は皆で田んぼのヒエ抜き作業です。
幼稚園生たちがアイガモを放鳥した田んぼです。
今はアイガモさんたちは引退されて泳いではいません…

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無農薬なので、ヒエも沢山生えています。

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稲もだいぶ伸び、皆さん田んぼを泳いでいるようです。

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ときどきヒエと一緒に苗を刈ってしまったり…!

稲刈りが待ち遠しいですね。

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もみすり [農作業]

本日は倉庫にてもみすり作業をしております。
もみすりとは、もみからもみ殻を取り除いて玄米に仕上げる工程のことを言います。

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すとう農産の米倉庫です。

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だいぶ古く、このように穴が開いているとネズミが入ったり、スズメが巣を作ったりしやすいので、現在大工さんたちによって所々補修中です。

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もみのままで保管しています。人一人入れるくらい大きな箱です。
何故もみのまま保存しているのかというと、玄米にしてそのまま保存してしまうと、そこから味が落ちていってしまうからです。
もみで守られいることによって、精米する直前までおいしさが保たれます。

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さあ、玄米にするためにもみをすりあげて行きます。

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もみ摺り機に移動してゆきますが…

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中にはもみと一緒に稲の茎などのゴミも入っています。

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でも大丈夫!
そのようなゴミに近いものはコチラに別けられて出てきます。

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玄米が30㎏になると手動で機械を止めます。
こうしてもみから玄米になってゆきます。

土入れ作業 [農作業]

本日はハウスの中にて土入れ作業でございます。

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4人の連携プレー


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回転式土均しブラシが、土の表面を均します。鎮圧ローラが、さらに均一に仕上げます。


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床土の入った育苗箱は、種まきに備えて積み上げておきます。



くろぬり(畦塗り) [農作業]

くろぬり(畦塗り)とは、田んぼの土を、田んぼを取り囲んでいる土の壁に塗り付けて、割れ目や穴を防ぐ防水加工をすることです。
小さなヒビや、モグラやケラが開けた穴から水が洩れるのを防ぎます。水が洩れると、水管理が困難になるだけではなく、除草剤や肥料の効果も低下します。
昔は牛や馬に牽引させていましたが、いまではトラクタがその役割を担っています。

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トラクターでどんどん進んでゆきます



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このように平らに見える田んぼですが、実は所々に微妙に土の多い場所と少ない場所があります。
水を張る際に均等にならなくなってしまうので、地道にメンテナンスします。

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このように土の多い所から少ない所へ運びます。

便利な時代になれど、人の繊細な気配りが何より大事ですね。

トマトのハウス建て [農作業]

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本日は久しぶりのお天気に恵まれたので、トマトのハウス建てを行っております。
栽培に向けての準備でございます。

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夏にはここに沢山のトマトが実ることでしょう。



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種もみの芽出し [農作業]


今日は種もみの ”芽出し”です。具体的には、40~50℃のお風呂に入れてやります。

よ~く揺すって、種もみ一粒一粒を動かしてやります。
社長:「冷てー。中の方は冷てえままだから、よ~く揺すってくれんなんねだ。(揺すってやらなければならない。)」

いったん上げて・・・

一日漬けて置くために、温度を調節します。
事務員:「今度は何度にするんですか?」
社長:「32℃くれーにしておきてーんだけど。朝まで冷えんべえ。だけど、もう芽ェ出かかってっから、出過ぎっと困っから。低めにすっかー。」

朝まで徐々にお湯が冷えていくことも計算に入れると、だいたい・・・

社長:「34℃だ。こんくれでいいべ。」(テキトウなんですね)

「テキトウだけど、大丈夫な幅ってあんだから。その幅の中でテキトウなの。」


種もみをお風呂に戻します。

フタを閉めて・・・

おやすみ。

種もみの芽出しって、なぜやるのでしょうか。
それは、播種した際に一斉に芽を出させるためにです。


種もみといっても、千差万別。刈り取られたのは去年の秋。ちょうどよく育っているのもいれば、やや育ちすぎもいる、未熟な状態もある。人間のあかちゃんと同じです。
社長:「育ちすぎとか、未熟米とかってのは、眠りが深けえんだ。一回温度掛けてやっとけっと、播いたとき、一斉に芽ェ出すんだよな。」

これは去年の写真ですが、種は ”苗箱”に播きます。芽出しをしていない
と、芽がバラバラに出て来ます。すると、ハゲハゲ状態になってしまうのです。田植え機で植えるのに、スカスカになってしまいます。ハゲハゲになるのを防ぐため、一箱に100粒播けば済むところを120粒播かねばならないことになります。でも芽出しをしておけば「せーの!」で芽を出してくれるのです。

すとう農産では、3月上旬の氷が張っている時から、種もみを水に浸漬させていますから、じーっくりと水を吸っています。氷が張るほど冷たい水ですから「冷害にも強くなる!(はず)」です。じっくりと浸漬させて芽出しした種もみは、おかげさまで”薄播き”でもしっかりと芽を出してくれますから、手間を掛けたかいがあるというものです。
昔、須藤家の目の前には湧水が湧いていて、社長のひいじいちゃんはその湧水に、やはり3月初旬頃から、種もみを浸水させておいたそうです。流水ですから水の交換はいりませんし、いいですね。

ぼかし撹拌と神様 [農作業]

4月12日、ぼかしの熱が出てきたので、撹拌します。



中に手を入れると「熱ち!」というくらい、50℃くらいですね。



マリア様を神様の横へ移動しました。また、外国の人が遊びに来たら「ワオ~!!?」と言われるんでしょうね。



神様も、話し相手ができてよろこんでおられるでしょう。


春の米ぬかボカシ作り [農作業]

実際に作ってみたい!という方のために、手順を詳しく載せます。

ボカシ作りは、気温や湿度、気候によって水分量・温度に微妙に加減を変えねばなりません。

今日の北会津は 最高気温6℃。朝から雪です。

本当は、こんな日は寒すぎて、ボカシ作りには温度が上がりにくいため、適しているとは言えないのですが、お昼まで待って少し気温が上がってから。こう寒いと、悪い菌は出て来にくいという良い一面もあります。お酒造りもそういった理由で寒に仕込むのです。さて、農作業を先送っていると、間に合わなくなくなったでは済みません。状況によってこちらが形を変えながらやるしかありません。



【材料】・米ぬか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・300㎏※米ぬかは米袋1こで約15~16㎏です。
    ・玄米アミノ酸酵素粉体・・・・・9㎏
    ・玄米アミノ酸酵素液体・・・・・60cc
    ・水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60リットル(50℃)

    ※玄米アミノ酸酵素液体は、使用する水に対して1000倍に希釈する量です。


  
写真撮るの出遅れてしまいました。これは米ぬかに玄米酵素粉体を混ぜて、広げたところ。

ドラム缶でお湯を沸かします。


これは先日、種もみ温熱消毒をした時の残り水がたまたまあったので、「有機質だからよかんべ。」ということでそのまま沸かしたため、こんな茶色をしています。普段は普通の水を使います。

量は60リットル、温度は50℃になるように水を差します。


これが玄米酵素アミノ酸液体です。こちらの会社から購入しています。

http://lmaibi.jp/aminoeki.html


量っておいたアミノ酸液体を入れます。

じょうろでお湯をまんべんなくまわしかけます。


米ぬかを一度真中に寄せます。米ぬかの両側に立って、端からスコップで代わりばんこに天地返しをして行きます。「ほい。」



「ほい。」慣れた人同士、リズムよく、早いこと早いこと。



何気なくやっているようですが、これはセメント練りのやり方なのです。「こうやって、左の腿根にくっつける感じにして、脚で押し出すだ。そうすっと、腰痛めねから。」この辺の農家さんで社長の年代の方達は、みんなほんとに上手です。冬は農業ができないので、出稼ぎでいろんな職業経験をされているからです。工事現場とか、酒屋さんとか・・・(話がずれましたが)




最後まで天地返ししたら、また広げて、またお湯をかけます。まんべんなくきれいに撒いた跡の横筋が入っていますね。



湯たんぽを作ります。お湯(50~60℃)を入れたペットボトルを新聞紙(保温のため)で包みます。

今回は4本用意しました。

また天地返しをして行きます。

また集めて、天井をたいらにします。

社長:「まっすぐやんでねえの。こう、ぬかに対して斜めに(スコップ)入れんだから。」


社長の姿勢は腰が入っていますが、研修生の高橋さんは腰が曲がってしまっています。こういう姿勢は何をするにも腰を痛めてしまいます。何度もやっているうちに、コツがわかってきます。。


社長:「こういうの、ダマになって水分が多いとこなんだ。なるべく壊す方がいいんだ。こういうのは水分多くって、嫌気性醗酵になっちまう。」




コンパネを敷きます。コンパネは、コンクリの冷たさでボカシの温度が上がりにくくなるのを防ぎます。コンパネを敷くと、水分が下にべったりしづらくなるという良いこともあります。


ボカシをコンパネの上に載せます。

これはローダーという機械です。撹拌をして酸素を入れてあげなくてはいけない醗酵肥料作りには欠かせません。


「ゴマ~!」は、かまってもらえなくて、すねています。

湯たんぽを入れます。

湯たんぽは4つですが、2つずつ近くにして入れます。そうすると冷めにくいからです。

湯たんぽを埋めます。

米袋を裂いて、2枚にします。

米袋って二重になっているんです。

そうそう、周りを竹ぼうきで掃いて・・・もったいない、もったいない。


1枚にした米袋を被せて・・・


その上に、莚を被せます。


今日くらいの気候だと、醗酵熱が出るまでに2~3日はかかるでしょう。4日目になれば、必ず熱が出るはずです。


種もみ浸漬 [農作業]

3月7日に種もみの温熱消毒をして、水に浸漬。この頃は、まだ氷が張っていました。



積算温度が100℃になるまで浸漬します。最近はようやく水が濁るようになってきましたので、毎日水を取り替えています。種もみに温度が加わって芽が動き出すと、水が濁ってくるのです。

普通の農家さんは、こんなに早く浸漬する人はいません。それにみんな”芽出し機械”でさっと芽を出してしまいます。

すとう農産では、まだ雪が消えないうち、3月の初めから浸漬します。まわりから見れば「なにしてんだべ」ですが、こうして徐々に温度を含ませていくことで、種もみから力強く育つ!と考えているからです。

種もみの上下を入れ替えながら、朝の水替えがこの頃の日課です。そうやって世話をしていると、種もみの気持ちがわかるようになってきます。「早く水替えてくろ~」とか「息ができねから、氷とってくろ~」とか。

ほんとにそういう風に聞こえてきます。


豆と里芋掘り [農作業]

おとつい打った豆は、じつは2種類ありまして、左は青豆。右は味噌豆。

うちの味噌の原料豆です。味噌豆というのは、豆に”目”がなくて、味噌にしたときにきれいなのです。青豆は普通の豆なので、黒い”目”があるので、味噌にするとちょっと気になるかも。でも、青豆の方がおいしいので、うちでは半々にして仕込むのです。



すぐ隣の畑では、里芋たちが収穫を待っています(というのは人間的視点ですが)。



うちのおばあさん(86歳、大正生まれ、たたきあげ)が里芋を掘っています。



毛が生えたお化けみたいですけれども、里芋なんです。



今年は、時期に雨不足で、こんなに小っちゃい!!毎年はゴロンゴロン大きいのが獲れるのですが・・・・・・



まあ、自家用だから、お正月の分(郷土料理の”ざくざく”を作る分)があればいいのです。これでいいのだ。


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