書籍紹介 ブログトップ

『節電住宅』読んでみませんか? [書籍紹介]

白岩工務店の白岩様より、著作『節電住宅~自然エネルギー利用の家づくり』をお贈りいただきましたので、ご紹介します。アイヌのチセ、トルコの洞窟住居なども例に挙げながら、太陽光をいかに逃がさないかなど、自然のエネルギーを上手に利用する住宅づくりを紹介しておられます。帯に脱原発!の文字がまたいいですね。

専門的なことのはずなのですが、簡単な言葉でだれにでもわかるように書いてくださっています。大変わかりやすくておもしろかったです。白岩様、ありがとうございました。拝



白岩工務店 様(世田谷)のサイトはこちらです。 http://shiraiwa.net/




秋月辰一郎医師の書籍紹介 [書籍紹介]

長崎で被爆された秋月辰一郎医師の書籍をご紹介させていただきます。内容もさることながら、一文一文に込められた秋月医師の想いの強さ、一字一句としてこれに代わるものがないというほどに、突き詰められた文章です。大変すばらしく、できれば復刊して発行してもらいたい書籍です。

序文をここにご紹介申し上げます。

『体質と食物』健康への道  著:秋月辰一郎

小序

 私は研究室にこもって、科学実験のみをしている学者ではない。また学術論文を次々と発表する学者でもない。
 医学に志して三十年間、病人を診察し、また自ら病気になったりもした。そのあいだ、たくさんの病人や虚弱児を診て、病の治し難く、病の因の遠いのを痛感している。
 体質、そして食物、そういった問題を考えつづけてきた。日々の食物が、私達の健康に、ひいては、病気にかかった場合の軽重の差、薬物の効果如何、治癒能力にどんなに大切なものであるか、しみじみと毎日毎日感じている。
 食養生、食物の研究を巡りめぐって、味噌にたどりついた。味噌は、日本人の食物のかなめであると知った。これは、日本の国土、日本人の体質によって受け継がれた伝承のものである。
 ある思想家がプラトンからスコラ哲学、カント、ヘーゲル、マルクス、ゲルグソンを遍歴して道元、親鸞に帰したのに似ている。

 味噌は科学以前のものであった。しかも科学によって証せられるものである。






小説すばる [書籍紹介]

今月の小説すばる11月号に、うちの社長と奥さんが載っています。

エッセイストでモデルの華恵さん『ルーツ・福島を巡る旅 花火の夜に』P193からの特集記事です。





目次のところには、うちの外孫たちの写真が(^。^)



夏に、華恵さんがスタッフさんと一緒に、取材に来てくれました。華恵さんとうちの社長。



社長の左右はスタッフさん。前は外孫の二人。大きくなりました。華恵さん、きれい~ずいぶん、夜遅くまでみんなで話んでしまいました。



華恵さんのエッセイ、じ~んとして、考えさせられます。ふるさととは、そういうものなのかも知れませんね。・・・・・・立ち読み、いかがですか?


自然放射能と人口放射能の違い [書籍紹介]

『内部被爆の脅威―原爆から劣化ウラン弾まで』肥田舜太郎/鎌仲ひとみ 著 ちくま新書 (定価720円+税)より抜粋

P80~自然放射線と人口放射線の違い

 人類は微量な自然放射線の充満する宇宙に住んできた。誰一人、この環境から逃れ出ることはできない。核を擁護する者たちはこの脅威を見くびってきた。たとえば、インドのケララ州の自然放射線はスイスの内陸部の10倍もある。インドのナヤール博士はケララ州の自然放射線レベルの高い地域の土壌を用いて、ムラサキツユクサのオシベの細胞が突然変異を起こすかどうか実験を行った。結果、突然変異頻度が自然放射線量に対応して上昇することを確かめ、1970年に報告している。しかし、ケララの住民にどんな被害が起こったかは一度も調査されてこなかった。
また、超高速を飛ぶジェット機の乗員はかなり高線量の自然宇宙放射線に被ばくするが、染色体異常やメラノーマという皮膚癌、そして乳癌が増加しているという報告がある。しかし放射線との関係はいまだ特定されていない。自然放射線は、放射線に最も弱い胎児の10万人に2人を先天性奇形で殺してきた。しかし、700万年の間、自然放射線とともに生きてきた人類のからだは、それと上手に対応する能力を育て、被害をそれ以上に増加させてはこなかった。ところが、工場で生産される人口放射線は人類が自然放射線との間に結んできたルールに関係なく、気ままに行動し、同じ微量でも細胞に致命的な影響を与えうる危険を絶えず持っている。人類は700万年の進化の過程で、地上に存在する放射線量に適応してきた。つまり、自然界放射線を出す物質を体内で認知し、対外に排出するというメカニズムを持ったのである。ところが、人口の放射性物質は60年ぐらい前に突然現れ、人体にとっては全く未知の物質である。しかも、自然界のミネラルや金属と非常によく似ているので、人体は間違えて体内に取り込み、新陳代謝のメカニズムに混乱を起こしてしまう。人体は微量元素を濃縮する作用と機構を持っているので、本来なら栄養を吸収するメカニズムが放射性物質を濃縮する結果となってしまう。
書籍紹介 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。