2012.2月のおたより [社長須藤のおたより]

「日本人の力はまだあるか!」

1946年生まれの私は20才で農家の後継ぎとなり 農業の曲がり角と言われるものはなん度か経験して来ましたが ここしばらくは「コメ余りだ」「減反だ」とコメの存在が日本農業のお荷物のように言われて久しい時代が続きました。
しかし この度の大震災で支援物資が滞り 極限状況に直面したあの時 農林大臣が再三にわたり宣言できた言葉は「コメは十分な量がある!足りている!」このことが被災地をはじめどれだけ多くの国民に安心感を与え心の支えとなったか計りしれない。
大災害は”何が大切か”を強く教える出来事でした。
一方の原発事故はどうか。
東電と東電に餌付けされた学者の面々、あの無責任で醜悪な姿にはどなりこみたくなる。
友人で福島市の果樹農家である佐藤君は避難者として長野県に住んでるが 有名テレビ局に放射能による避難者としてインタビューを受けた際に「放射能によって私達は・・・・・・・」と真実を話した事が「とんでもない事を話し過ぎる」として農協組織からば倒され最後には 福島に帰ってくるなぁー!とまで言われ、とてもショックであったと話してくれてます。
見えない放射能による不安と実態を!本当のことを!国民のみんなの耳に届けたい一心で話したはずなのに なんとも悲しい。
日本は島国であるがゆえに人と人との信頼が必要であり 信頼が強い国民性を生み 日本という国を築いてきたのですが 一方で閉鎖的なムラ社会体質が原発ムラを作ってしまった。相互の「信頼」、これこそ日本人の底力であるはずなのですが東電と「おカネ」に群がる銀バエたちは この日本人にとって大事な「信頼」を崩したのだ。
一人の日本人にたちかえり反省すべきである。
自分だけが有能だ。自分達だけがエリートだ!でなく 人と人との信頼を取り戻してもらいたい!
暮れから新年にかけて「美味しんぼ」原作者の雁屋先生、「ぼくんち」「毎日かあさん」原作者の西原理恵子さんのお二人には大変お世話になり本当に助かりました。風評被害をのり越えるきかっけをいただきました。
見ず知らずの私達を数多くの方々に知らせ紹介くださったという事は信頼こそが行動となり結果を生んだと思うのです。
こうして信頼が絆となり日本を、日本人を力ある民族へと導いていってくれる事を信じます。

(おわび)東電や政府の対応に接している当事者県民としての思いと人としての想いが強く、先ばしりして、まとまりを欠いてすみません。

すとう農産 代表取締役 須藤 久孝

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