テングス張りと大将 [農作業]

鳥よけのテングス(釣り糸)を張ります。



テングス張り用道具にセットします。



田んぼのあちこちに立てた杭にくくりつけていきます。



子育て中カラスが、えさ(うちのピヨ)を狙って急降下して来たときに、テングスがあるとひっかかるのが怖いので、来なくなるのです。



テングス張りの最中に、ボヨンと何かを蹴っ飛ばしたと思ったら、大将でした。ゆうゆうと田んぼへ泳いで行きました。



もうひとり、出てこられました。奥さんですかね。テングス張りをしていると、毎年昼寝に遭遇します。



ヘビは、いいやつです。クロ(畔)に穴ぼこを開けてくれるネズミやモグラを食べてくれるのです。

ネズミは、うちのピヨのえさ(小米)を盗み食いに来るのですが、ネズミを食べに大将も、いつの頃からか居座ったようです。

赤い線は、電線。獣の侵入を防ぎます。上段と下段に一本ずつ張ります。

”ズン!”と来ますよ。



これは”デンボク”と呼んでいるのですが、電源です。



穴は縫っておきましょ。




田植え終わり [農作業]





午前中で、今年の田植えが終わりました。

バンザーイ!





須藤家の神様へ、報告します。

どぶろく(お神酒)と、苗と、そば(ごはん)です。







おかげさまで、無事終わりました。

ありがとうございました。


田植え [農作業]





代掻き後の田んぼ。

朝晩”水見”をして、田植えするのに、ちょうどよい水加減になっています。





苗運び。

田植えで一番重労働かもしれません。

シルバーさん(坂下シルバーセンターより)にお願いして、手伝ってもらいます。元農家さんが多いので、手際が良いです。向こうは社長の後輩のわたなべさん。

田のなかに入れて、苗が乾燥しないようにしています。





苗を田植え機に入れていきます。





この根っこ!!

スパルタプール育苗の成果、プロの技です。活着がよく、強い苗に育ちました。



苗箱の裏まで伸びています!





苗箱はきれいに洗って片付けます。

去年も来てくれたシルバーの馬場さんです。





洗った苗箱は、てるきおじさんが片付け役です。





後ろに見えるのは磐梯山。

三反田一枚に一時間弱でしょうか。





田植えは、明日で終わる予定。

今年は、雨に降られなくて済みそうです。ほ。(^。^)


野菜の苗とプール育苗 [農作業]



うちの奥さん。野菜の苗に有機肥料を与えます。

かぼちゃ、きゅうり、ミニトマト、プリンスメロン、すいか、ナス、ピーマン。トマトはもう定植してしまったのでここにはいません。

自家消費用なので、お分けできるほどはないのですが、瓜科の野菜ですと旬のとき、ホントに少しならお分けできる場合もあります。



社長は、プール育苗の床に水を入れています。

プール育苗とは、ビニールと木枠で水をためられるプールをつくり、水をためっぱなしにする育苗技術のことです。

(参考:農文協データベース)

http://lib.ruralnet.or.jp/genno/yougo/

index.php?%A5%D7%A1%BC%A5%EB%B0%E9%C9%C4



うちのプール育苗は、独特です。

一般的なプール育苗は水をかけっぱなしにします。しかしうちでは、水をかけたり抜いたりして、乾燥に強い苗をつくる水管理をします。こうすることで『少しの水でも大丈夫な身体』をつくってやると、田んぼに行ってから苗が苦労しなくて済むというわけです。でもとても難しい。加減を間違えると苗が弱ったり、死んでしまいます。

育苗箱の土の表面が乾くと、苗がしょぼーんとしてなんとなく緑色が濃くなる・・・と社長は言うのですが、素人には光の加減でなんとでも見えます。眼ばかりでなく、苗の状態を”感じ取る”プロの感性ですね。



今年はそこに、地枸有機エキス(100%有機質由来の土壌改良資材・有機JAS規格に適合)を注ぎます。



地枸有機エキス(ちこゆうきえきす)

・・・麦焼酎製造の際に発生するもろみの副産物で、各種アミノ酸、有機酸、腐植酸、糖類が豊富で、植物にとって機能的な栄養成分が多く含まれています。



社長は常に現状不満足につき、毎年新しい試みをするのです。


稲の生育過程① [農作業]

本日5月3日現在の稲の生育状況は、こんな感じです。



鞘葉(しょうよう)

・・・最初に土の中から芽がでてくるときに、大事な芽を守る鎧のような役目をしてくれる、ちょっと硬い葉のこと。地上部に出てしまえば、役目は終わり。


不完全葉(ふかんぜんよう)

・・・光合成をしない葉。やはり保護するために最初に出すのであろう。

第一葉(だいいちよう)

・・・稲は、光合成をする葉がだいたい14枚出ます。その14枚のうちの1枚目のこと。

第二葉(だいによう)

・・・2枚目のこと。



稲の根は、水根と畑根(みずねとはたね)とあるのですが、うちはプール育苗の際の水管理により、『より少ない水でも生きられる苗』に育てることを目指しています。
その説明は、またあした。

芽が出ました [農作業]





種まき後、初めてシートをはがします。



稲のあかちゃんです。かわゆいですね。



水をやります。

手前下部の薄いところが夢ごこち。手前奥のふさふさ青いところはコシヒカリ。向こう側奥もコシヒカリ。ちょっと薄めの向こう側近くはこがねもち。・・・種によって生育具合が違います。種の個性なのか、種をまくときの人間の加減なんでしょうか?→「わがんね。」「まくとき乾いてねえかっただべ。」「個性じゃねえの?」なんでしょうね。



この作業は、芽が出たことで種もみが押し上げた土をならすというか、平らにするというか、そういう意味があります。水やりもかねて、結構じーっくりとシャワーを動かしています。毎日やると、腕も腰も大変!!ということで、プール育苗をします。

明日か・・・写真を載せられるかなあ。



桜が花を開いてきました。




種まき [農作業]



会津の桜は、今こんな感じです。



今日は種まきです。

左側に少し白いポチがわかりますか?これが芽です。浸水して積算温度100℃で稲の種は芽を出します。”発芽”状態で種をまくのです。

まくときに塊にならないように、朝からムシロの上へ広げてある程度乾燥させてあります。



ひとつひとつに生命が息づいています。

早く、あったかいお布団に入れてよ~という声が聞こえるようですね。



それでは・・・

左側が覆土(掛布団)、右側が種もみたち。



床土(敷布団)を機械に流していきます。シャワーと、自動で水が入るんですね。



お布団に寝転がって、気持ちよさそうな種もみたち。(ピンボケ失礼。)



掛布団をかけてもらって、出てきた種もみたち。



それを運ぶ人間たち。



きちっと並べます。



ビニールをかけてあげます。乾燥しないようにね。



お布団のぬくもりを感じながら・・・おやすみなさい。




土入れ [農作業]




苗箱に土を入れる作業です。

まず、土を機械に入れます。



から箱を機械に入れて流します。



土が入ります。



ローラーでならしながら出てきました。



苗箱の高さが3㎝ですが、そこに普通半分くらいと言うのですが(1,5㎝くらい)、今年はうちは去年より少し薄目に入れました。



よいしょと・・・



積んで・・・



きれいに並べて、種まきまでおいておきます。

上には乾燥しないようにコンパネを載せるのですが・・・



撮るのを忘れたみたいです。


昨日のつづき [農作業]

今日も朝から風のないうちに、やっとビニルハウスかけが終わりました。
一服です。




あれ、へんなものが・・・(注意:いつもではありません)




後ろに見えるのは、飯豊山。一年中雪の消えない山です。


社長、ふられるの巻。


そんなに急いで、どこいくの?


お友達のところでしたね。



・・・昭和の風景をお届けしました。

ビニルハウスかけ [農作業]





雪も消えたことですので、ビニルハウスを準備しています。

朝9時くらいまでは風がなく、ビニルをかけるのも容易なのですが、

10時頃になるともう風が出て、ビニルがばさばさになって大変なのです。

これは、朝からやっていますから、大丈夫です。



お隣の登あんつぁ。

(のぼあんつぁ、のぶあんつぁ、のばんつぁ・・・などと聞こえます。)









ここ数年は、こうして協力して作業することが多くなりました。

一人でやっていると気がめいるので、皆で声をかけてやんべということです。

”あんつぁ”というのは、自分より年上の男性を呼ぶ敬称??で、

名前の後ろにつけて使うようです。

男の人は、”○○あんつぁ”、女の人は”○○あねさ”と呼び合います。





うちの社長:登あんつぁー!手伝あべー!(手伝いますから)

登あんつぁ:いー!やってっからー!(手伝わなくてもいいよ。自分でやれるから)

うちの社長:いーからー!皆でやんべー!





それで登あんつぁの所が終わって、すとう農産のハウスを張るときは登あんつぁが来てくれて、誰よりも率先して動いて下さるといった具合です。



会津には『結(ゆい)』の精神が、脈々を音を立てて流れているようです。


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