豆打ち [農作業]
まめぶつ=まめぶち=まめうち=豆打ち。
味噌を作るための豆が枯れたので、豆を打って豆の殻から取り出す作業。
豆の殻や茎に混じって、豆がこんなにとれます。
お天気が良かったから、豆打ち日和だったなす。(豆打ち日和でしたね。)
味噌を作るための豆が枯れたので、豆を打って豆の殻から取り出す作業。
豆の殻や茎に混じって、豆がこんなにとれます。
お天気が良かったから、豆打ち日和だったなす。(豆打ち日和でしたね。)
稲刈り、モミ運び [農作業]
田んぼまでの道に、野生化したコスモスが・・・
すっかり枯れて、刈時の稲穂。
社長と交代して、息子の健さん。おとついから、すとう農産の一員です。よかった、よかった。
「おう!」
ひあんつぁと、うちの社長です。ひあんつぁの話は、おもしろいんですよ。まるで禅問答でも聞いているみたいです。お酒が入るとますます舌好調です。。
マツダのタイタン。グレンタンク(モミを入れるタンク)を積んでいます。
中はこんな感じで、モミが入っています。
モミの中にイナゴが。(たまにカエルとかもいます)救出しました。グレンタンクの中にいると乾燥機行きですので。今日も一日一善でした。
ぐーーーーーーるっと回って・・・
ざーーーーーーーと、刈り取ったモミが出てきます。これ、操作が難しいんですよ。モミの出る重さに振動して微妙に左右に揺れるのです。微調整しながら稲刈機を前後に操ります。
3反田一枚で、だいたい満杯になります。去年は高温障害で収穫量も少なくて、「一枚刈ってもこれ??」と嘆いていたものですが、今年はどうなんでしょう。
そしてタイタンは、うちの倉庫へ。
ホースを取り付けまして・・・
ゴウンゴウン~と、刈り取ったモミを乾燥機に移します。真中にあるのが新しい乾燥機、大きいんですよ。左のは古い乾燥機。
ちなみに・・・・・・もし、あわれな乾燥イナゴや乾燥カエルがいたとしても、異物を選別する機械がありますので、ご安心を。念のため。
安全な虫除け [農作業]
Q.「今日は、午後から雨が降るらしいから、水やらなくてもいいですか?」
うちの奥さん:「だいじょぶだあ。土乾いてっけど、葉がピーンとしてんべした。中は乾いてねってことだから。やんねくってもいー。」
間引きした白菜を植木鉢で育てていたら、モンシロチョウが付き始まったので、辛子やニンニクが原料のやつを振りかけました。農薬でも肥料でもない。こんなのあるんですね。二つ葉以上になったから、葉面散布OKです。
商品名:野菜の番人
原料:唐辛子、ニンニク、ニーム(ハーブ類)、海藻、キトサン(カニ殻抽出)
製造販売元:株式会社寿バイオ
ほんとう、唐辛子とニンニクのにおい・・・・・・
うちの奥さん:「だいじょぶだあ。土乾いてっけど、葉がピーンとしてんべした。中は乾いてねってことだから。やんねくってもいー。」
間引きした白菜を植木鉢で育てていたら、モンシロチョウが付き始まったので、辛子やニンニクが原料のやつを振りかけました。農薬でも肥料でもない。こんなのあるんですね。二つ葉以上になったから、葉面散布OKです。
商品名:野菜の番人
原料:唐辛子、ニンニク、ニーム(ハーブ類)、海藻、キトサン(カニ殻抽出)
製造販売元:株式会社寿バイオ
ほんとう、唐辛子とニンニクのにおい・・・・・・
教えて!収穫時期 [農作業]
稲の収穫時期とは、稲がどうなった頃をいうのでしょうか?
稲穂は、その先端から成熟して実が入り、枯れ始めます。
Q.「なんで先端から実が入るんですか?」
社長.「わがんね。」
下図をご覧ください。
稲穂の真ん中を通っている茎がありますね。この茎が枯れた色になったら、収穫適齢期です。写真の茎は、まだ青々としていますね。
実際の農家さんたちは、田んぼをいくつも持っていますから、最初の刈取りが、だいたい『稲穂の長さの1/3の茎が枯れた色になった頃』に刈取りを始めます。すると、最後に刈り取る頃には、稲穂の全体が枯れている頃というわけです。本当は、すべての田んぼがちゃんと枯れてから刈取りできれば一番よいのですが、それは難しい。ややもすると実が入りすぎてしまい、色々と悪いことが起きてきます。
①玄米の表面のツヤがなくなる。
②天候が暑かったりすると、水分不足となり、『胴割れ』となる。
などです。
ですから、みんな1/3の頃に刈り始めるのです。ちょっと若めの適齢期・・・ですから、収穫したお米をもみすりすると、未成長の青い米や、粒の小さい米もでてしまうわけです。
そういう粒は、皆様の食卓には上がりません。「2L抜き」「L抜き」「M抜き」などの網に通してふるいをかけて、小さい米は小さい米で業務用ブレンドに使う『中米』になったり、動物のエサの『小米』になったりするのです。
稲穂は、その先端から成熟して実が入り、枯れ始めます。
Q.「なんで先端から実が入るんですか?」
社長.「わがんね。」
下図をご覧ください。
稲穂の真ん中を通っている茎がありますね。この茎が枯れた色になったら、収穫適齢期です。写真の茎は、まだ青々としていますね。
実際の農家さんたちは、田んぼをいくつも持っていますから、最初の刈取りが、だいたい『稲穂の長さの1/3の茎が枯れた色になった頃』に刈取りを始めます。すると、最後に刈り取る頃には、稲穂の全体が枯れている頃というわけです。本当は、すべての田んぼがちゃんと枯れてから刈取りできれば一番よいのですが、それは難しい。ややもすると実が入りすぎてしまい、色々と悪いことが起きてきます。
①玄米の表面のツヤがなくなる。
②天候が暑かったりすると、水分不足となり、『胴割れ』となる。
などです。
ですから、みんな1/3の頃に刈り始めるのです。ちょっと若めの適齢期・・・ですから、収穫したお米をもみすりすると、未成長の青い米や、粒の小さい米もでてしまうわけです。
そういう粒は、皆様の食卓には上がりません。「2L抜き」「L抜き」「M抜き」などの網に通してふるいをかけて、小さい米は小さい米で業務用ブレンドに使う『中米』になったり、動物のエサの『小米』になったりするのです。
間断冠水と肥効について [農作業]
今朝もお勉強会。
「間断冠水は、溝切んのが一番やりやすいんだ。溝切っておくと、溝に水が溜まんべした。溝に水ねくなってきて、ちょっとひび入ってくっと、地面にもひび入ってくんだ。場所によるよ。砂地の田んぼと粘土の田んぼでは違うし。同じ田んぼでもぬかっとことぬかんねとことあるし。それは覚えんなんねだ。ひびはマッチ棒の頭(2mmくらい?)よりでっけくしたら、根が切れっちまうんだから。そうなんね内に、また水入れんだ。溝に水あるくらいに入れて。ホントは暑いときは、かけ流しがいんだけど、それすっと下の方で水来ねくなっちまうし、土も流れっから、皆嫌がんだよな。稲も暑いからホントはかけ流しがいんだけど。そうもいかねだ。」
「乾くと肥効が出んだ。水の中で吸えねかった成分を、空気入っから、吸うようになる。昨日、見てきたべした、稲。色の濃い田んぼあったべ。あれは肥料効きすぎてんだ。あれを干すと、今度肥料効きすぎて倒れっちまう。だから、ああいう田んぼは深水にすんなんねだ。深水にしとくと、効きにくいから。深水ってのは、だいだい5~10㎝のことな。その位にしとくと、風呂でも あら、上の方は熱くなんべした。下の方は冷てべ。冷てってことは、温度がねえから、分解しにくいべ。地面の表面のとこが冷たいままなんだ。深水にしとくとな。そうやって、”今”効かねよにしとくと倒んにだ。」
「地面の表面のとこは、有機だと、雪積もっても解けんてだ、見えねけど。微生物が居っから、暖ったけだよな。化成とか無機ばっか使ってっと、冷たくなっちまう。生き物が居ねだから。」
「間断冠水は、溝切んのが一番やりやすいんだ。溝切っておくと、溝に水が溜まんべした。溝に水ねくなってきて、ちょっとひび入ってくっと、地面にもひび入ってくんだ。場所によるよ。砂地の田んぼと粘土の田んぼでは違うし。同じ田んぼでもぬかっとことぬかんねとことあるし。それは覚えんなんねだ。ひびはマッチ棒の頭(2mmくらい?)よりでっけくしたら、根が切れっちまうんだから。そうなんね内に、また水入れんだ。溝に水あるくらいに入れて。ホントは暑いときは、かけ流しがいんだけど、それすっと下の方で水来ねくなっちまうし、土も流れっから、皆嫌がんだよな。稲も暑いからホントはかけ流しがいんだけど。そうもいかねだ。」
「乾くと肥効が出んだ。水の中で吸えねかった成分を、空気入っから、吸うようになる。昨日、見てきたべした、稲。色の濃い田んぼあったべ。あれは肥料効きすぎてんだ。あれを干すと、今度肥料効きすぎて倒れっちまう。だから、ああいう田んぼは深水にすんなんねだ。深水にしとくと、効きにくいから。深水ってのは、だいだい5~10㎝のことな。その位にしとくと、風呂でも あら、上の方は熱くなんべした。下の方は冷てべ。冷てってことは、温度がねえから、分解しにくいべ。地面の表面のとこが冷たいままなんだ。深水にしとくとな。そうやって、”今”効かねよにしとくと倒んにだ。」
「地面の表面のとこは、有機だと、雪積もっても解けんてだ、見えねけど。微生物が居っから、暖ったけだよな。化成とか無機ばっか使ってっと、冷たくなっちまう。生き物が居ねだから。」
中干しはやりません。 [農作業]
雨が続くので、朝からお勉強会。
会津の農家さんは【中干し】6月下旬頃からはじまって、7月20日頃まで。うちは、中干しはやりません。「根っこが切れるのがかわいそうで嫌だ。ぶちぶちって、音すんだもの。」その代わりに、間断冠水をやります。「間断冠水は、水抜くべした。表面が乾いてくんだよな。したら、足跡あんべした、田んぼ中入った時の。わざとつけといてもいんだ。その足跡に水たまるの、足跡の水見ておくんだよな。足跡の水ねくなってきて、うっすらヒビ見えたくらいで、また水入れんだ。どーっといっぺ入れねで、ひたひたにだよ。そんで、また水ねくなってきたら、また入れる。これの繰り返し。朝晩とか、細かく見た方がいんだよ。毎日見に行かねとだめだ。」
「間断冠水とか中干しは、①稲刈りをする時に田んぼに入りやすいように地面を干して固めるため。②有機肥料の場合、水につかった土中にはガスが溜まってんだ。醗酵・分解したときのガス。乾かして空気を入れてガスを出すんだ。③水があるときに吸えなかった肥料成分を、吸うようになんだ。④水根と畑根ってあって、これを交互に出させるっていうとちょっと違うんだけど、根が強くなんだよな。」・・・などなど。
「おめ、中干しすっ時は、マッチ棒の頭あんべした。あれよりヒビが大きくなったらだめなんだから。稲の根っこが切れっちまうんだから。風の吹く日なんかは、一日でこんな大きく割れっちまうことあるよ。気つけんなんねだ。」
今は、穂肥の時期なのですが、雨が続いているのでちょっと伸びそうです。
玉ねぎ収穫 [農作業]
梅雨の晴れ間に、これはうちのおばあさん。84歳、超現役。実はかなりの美人です。明るいからといって、夕暮れ7時まで畑に居るのはやめて下さいと言うのですが・・・
玉ねぎの葉を切ります。
根を切ります。
風通しの良い日陰に、なるべく重ならないように転がしておきます。葉をつけたまま吊るして乾かす方法もありますが、うちは量が多くて場所が間に合わないからか、こんな方法です。
玉ねぎの葉を切ります。
根を切ります。
風通しの良い日陰に、なるべく重ならないように転がしておきます。葉をつけたまま吊るして乾かす方法もありますが、うちは量が多くて場所が間に合わないからか、こんな方法です。
玉ねぎとニンニク [農作業]
玉ねぎの葉が倒れています。ご存知でしょうか、玉ねぎは葉が倒れると収穫時です。周りの雑草は、無農薬の印です(前向きに・・・)。社長曰く、「葉が倒れたらもうそんなに成長しないから、収穫してよい。」ばんちゃ曰く、「まだ早えべ。葉が枯れるまでは、大きくなんだから。」むう~・・・
登あんつぁが通って、「ニンニクの花とっちまえー。実い大きくなんねべしたー。」猪俣さん、ちょっとそれ切ってみて下さい。「こうかれ(こんな感じ)?」
花はきれいだから売る人もいるそうです。
ばんちゃに渡したら、仏壇に飾られていました。(いいのかしら曹洞宗だけど・・・ニンニク。花ですしね。)
登あんつぁが通って、「ニンニクの花とっちまえー。実い大きくなんねべしたー。」猪俣さん、ちょっとそれ切ってみて下さい。「こうかれ(こんな感じ)?」
花はきれいだから売る人もいるそうです。
ばんちゃに渡したら、仏壇に飾られていました。(いいのかしら曹洞宗だけど・・・ニンニク。花ですしね。)
豆植え [農作業]
青豆と味噌豆を畑にまいておいたのが、芽を出して定植の頃合いです。
豆の苗をとります。
植える前に、水につけてあげます。
双葉の次に出た芽を掻いておくと、このように両側から芽が出てきます。すると倍の収穫となるわけです。これは、なかなか知られていませんね。
これは、何でしょう?
こうやって穴を開けるための道具です。
穴に豆の苗を植えていきます。青豆は2本、味噌豆は1本だけ、この穴の中に植えていきます。
ふぅ~。落ち着いた。
これは、軍手ですが・・・
じょうろの口に軍手を取り付けます。
こうやると、水流がゆるやかになるのです。
これは、お隣の登あんつぁの奥さんで、故みつこ姉さの智恵。
トマトの一段目が旬です。
今年は、新たな挑戦。棒に這わせるのではなくて、つりさげた紐に這わせて横へ横へと生らせる予定。こうだと、収穫も楽ちんでしょう。
今日は、お役立ち情報満載でした!
豆の苗をとります。
植える前に、水につけてあげます。
双葉の次に出た芽を掻いておくと、このように両側から芽が出てきます。すると倍の収穫となるわけです。これは、なかなか知られていませんね。
これは、何でしょう?
こうやって穴を開けるための道具です。
穴に豆の苗を植えていきます。青豆は2本、味噌豆は1本だけ、この穴の中に植えていきます。
ふぅ~。落ち着いた。
これは、軍手ですが・・・
じょうろの口に軍手を取り付けます。
こうやると、水流がゆるやかになるのです。
これは、お隣の登あんつぁの奥さんで、故みつこ姉さの智恵。
トマトの一段目が旬です。
今年は、新たな挑戦。棒に這わせるのではなくて、つりさげた紐に這わせて横へ横へと生らせる予定。こうだと、収穫も楽ちんでしょう。
今日は、お役立ち情報満載でした!
深水考察 [農作業]
雑草がこんなに生えてきました。稲にモヤモヤからまっているのは藻。
どちらも、ピヨのえさになります。
君も、ピヨのえさになります・・・
朝夕は、こうして田んぼの水見(水の入れ具合の調節)をします。田の水は、漏水と気散により減りますので、毎日ちょうどよい加減に調節する必要があります。すべての田んぼを見るのだから、大変です。
今は、稲の『栄養成長期』に当たります。
『栄養成長期』とは?
⇒種から芽が出て、分株し終わるまで=稲の身体が完全に出来上がるまでのこと。うちでは、今は分株をさせないようにわざと深水にしています。なぜかというと、親の茎を太くするためです。まだ身体の小さいうちに分株を許すと、そちらにエネルギーが使われて親の茎があまり太くならないからです。葉を出す前に身体をつくれ!ということですね。
身体ができあがったのを見計らって、深水をやめると、今まで抑圧されていたパワーが解放されて、しかも太く育った茎からは立派な葉が一斉に出る!というわけです。
どちらも、ピヨのえさになります。
君も、ピヨのえさになります・・・
朝夕は、こうして田んぼの水見(水の入れ具合の調節)をします。田の水は、漏水と気散により減りますので、毎日ちょうどよい加減に調節する必要があります。すべての田んぼを見るのだから、大変です。
今は、稲の『栄養成長期』に当たります。
『栄養成長期』とは?
⇒種から芽が出て、分株し終わるまで=稲の身体が完全に出来上がるまでのこと。うちでは、今は分株をさせないようにわざと深水にしています。なぜかというと、親の茎を太くするためです。まだ身体の小さいうちに分株を許すと、そちらにエネルギーが使われて親の茎があまり太くならないからです。葉を出す前に身体をつくれ!ということですね。
身体ができあがったのを見計らって、深水をやめると、今まで抑圧されていたパワーが解放されて、しかも太く育った茎からは立派な葉が一斉に出る!というわけです。